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もう9月に入ってしまいましたが、8月はデザイン系の本を追加しました。すぐに役立ちそうな本ばかりです。

いま、ローマン系の流れをくんだ欧文フォントづくりに取り組んでいますが、ナカナカの苦戦を強いられています。一文字だけを見ると美しくても、組んでみるとガッカリ。そんなことの繰り返しです。
それで、文字の規則性や成り立ちや背景をきちんと勉強したくなったときに出会った「欧文書体」。この本に出会って、欧文の基本的なルールが初めてわかったと言えるくらい、丁寧で充実した内容。目から鱗です。
1冊目は「欧文書体 その背景と使い方」、2冊目は「欧文書体2 定番書体と演出法」。ボロボロになるまで読み込みたい欧文書体の教科書。まだ読んでいないデザイナーの方には、手にとって損のない本だと思います。

次の2冊は、マール社から出版された「飾り罫・飾り曲線」「和風レトロ地紋」CD-ROM付きの素材集です。
この素材集のいいところは、デザインがシンプルで伝統的。EPSのアウトラインデータが収録されているので、デザインに組み込みやすい。扱いやすい。そして、サンプルがまとめられている本も見やすく、デザイン参考の資料としても使えます。
一本の飾り罫を作るために、何冊もの本を積み上げたり、ネットでイメージ検索していた、今までの苦労がずいぶん緩和されました。そのまま使うことは少なくても、いろいろ重宝します。
この2冊以外にも「世界デザイン地紋」「江戸地紋」「レース素材」「平安文様素材」「和風ロマン素材」と続々出版されています。同じような悩みを抱えているデザイナーは少なくないはず。このシリーズはかなりおすすめです。

そして「TYPE DINGBAT 世界の絵フォントコレクション」はその帯にあるとおり「ぜーんぶ、フォント。」です。Dingbat(ディングバット)はイラストフォントのこと。はじめてMacを触ったときにDingbatsに出会い、キュンとして以来、すっかりDingbatsコレクターになったのですが、この本では140書体が紹介されています。MacとWin用のCD-ROM付き。
便利に使えそうなのは、音符記号、道路標識、洗濯表示、地図記号などのアイコンやマーク。あと文様系もいいです。マニアックなところでは、ヨガのポーズや東京の駅名を集めたモノ、縄の縛り方を集めたモノなど。
そっか、お医者さんが内蔵のスタンプをカルテに押していたのを思い出すと、職業によっては、かなりの頻度で使うことも考えられますね。

最後の本は「デザインのひきだし(7)」。このシリーズは印刷・紙・加工の情報誌で、毎号楽しみにしています。今回の特集は、製本加工。初版限定で付録付きなのですが、入っていた「ななめもーる」(重ねた紙を斜めにカットする技術)のベースボールメモにビックリ!これ、楽しいです!3Dカットの立体感でなにをしたらおもしろくなりそうか、しばらくみんなでワイワイしました。購入予定のかたは、ぜひ初版本を探してくださいね。

<amazon.co.jp>
欧文書体―その背景と使い方 (新デザインガイド)
欧文書体 2 定番書体と演出法 (タイポグラフィの基本BOOK)
クイックデザインCD‐ROM 飾り罫・飾り曲線
和風レトロ地紋CD‐ROM―EPSアウトライン・スウォッチ・GIF・JPEGデータ収録
世界デザイン地紋CD‐ROM―EPSアウトライン・スウォッチ・GIF・JPEGデータ収録
レース素材CD‐ROM―EPSアウトライン・スウォッチ・JPEG・PNGデータ収録
TYPE DINGBAT 世界の絵フォントコレクション

グラフィック社 デザインのひきだし 7

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今月のトリコ文庫は、サブカルチャーに走ってみました。

1冊目は『モンキービジネス』の2009 Summer vol.6 箱号。大好きなクラフト・エヴィング商會を筆頭に豪華執筆陣が参加されています。

「箱」っていうと、思い出すのは、安部公房さんの「箱男」とか、びっくり箱、玉手箱とか、Boxing Dayとか。なにか非日常にキュッとシフトするスイッチみたいな、開けてしまうと中身を知らなかったときには戻れない物語が強制的にはじまるのような。吉と出るか凶と出るか、みたいなワクワクドキドキ感がありますね。

つぎの3冊は、おたく文化(とくに言葉)についての本です。ネット上を追っていくと、とたんにわからない言葉がいっぱいあって、なんとなく怖かったり、ついていけない気分になったり。で、いろいろな影響があって、そういう文化に心を開いてみよう!というプロジェクトです。

『オタク語辞典』は、「ネット」「コスプレ」「同人誌」「フィギュア」のパートに分けられ、約440語の解説と巻末に「オタク語検定」の問題と解答がついています。その検定の中から、1問だけ抜粋してご紹介しましょう。

ネット上で「垢」があらわすものはなにか、もっとも近いものを以下から選んでください。(2点)
1 手垢がつくほど使い古されたネタ  2 ユーザーID「アカウント」の略  3 真っ赤なウソという意味の隠語

答え、わかりますか?
わたしは、まだ解答を見ていないので、ぜんぜんわからないです・・。 後日コメントに正解を書きますので、どうぞ予想してみてくださいね。

次の『現代オタク用語の基礎知識』は、タイトルのあたまに「知っているだけで恥ずかしい」という言葉が添えられていますが、この表現についてトリコで意見がとても活発になりました。自分たちのことをネタにしてる感じが、イヤ/良いという意見に分かれて、おもしろかったです。この本は「ネット」「アニメ」「ゲーム」にとどまらず、「アイドル」「オカルト・占い」「宝塚」「鉄道」まで幅広く、各分野の盛り上がり現象などが簡単な図などで解説されています。全体に愛情深い内容になっていますが、そこもイヤ/良いの分かれ道になりそうです。

そして、いよいよディープな『いと、バロスw』は、文学作品を「2ちゃん語」で意訳された本です。まえがきに「本書が古典・近現代名作への興味の一助となれば幸いである」とあるのですが、私たちは、まったく逆の読み方になってしまっていますね。枕草子の「春はあけぼの」の訳は「春は明け方に萌え(;´Д`)」。ここまでくると、さすがに今の理解力ではついていけませんが、まずは眺めるだけでもおもしろいかも。ちなみに、バロスは「ワロス」の類義語で、笑った。笑える、という意味。

そして、5冊目は「2027 ボヤボヤしてたら、すぐやってくる。2027年のお話。」2007年4月に発行された本です。2027年の物語と20年後のあれこれに関する26名の刺激的な執筆陣からのコラムで構成されています。物語のあいまにさまざまな仕掛けがはさまれ、今と違う時間軸(未来?いつ?)にスキップしていくような不思議なドライブ感を覚えます。

<amazon.co.jp>
モンキービジネス 2009 Summer vol.6 箱号
オタク語事典
現代オタク用語の基礎知識
いと、バロスw―2ちゃん語で読む古典名作、名文学
2027 ボヤボヤしてたら、すぐやってくる。2027年のお話。

ちいさなちいさな王様

books 2009.02.07 | chisaki
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アクセル・ハッケさんの「ちいさなちいさな王様」はここ数年のあいだで読んだ本のなかでも、特に心に残ったおすすめの1冊。ある日ふいに現れた小さな王様の大好物は、熊のかたちをしたグミ。それを両腕で抱え込んで、歯を立ててがぶりとかじったり。怒ってお皿の上のトーストを蹴飛ばし、バターを杖でめったざしにし、荒々しく角砂糖を持ち上げ、コーヒーの中に投げこんだり。そんな小さく大胆な王様の世界と普段の日常が不思議に交わる物語。ちいさな王様の王様らしい堂々としたスケール感が楽しく、心にじわじわくる大人のファンタジーです。

アクセル・ハッケさんは、他に「冷蔵庫との対話」「プラリネク―あるクリスマスの物語」などが日本でも刊行されているミュンヒェン在住の作家。挿絵は映画「アメリ」の部屋に飾られていた絵でも有名やミヒャエル・ゾーヴァさん。訳は那須田淳さん、木本栄さん。この本は翻訳のセンスも魅力のひとつだと思います。那須田さんは現在ベルリン在住の作家で「ペーターという名のオオカミ」や「魔笛」「一億百万光年先に住むウサギ」などが代表作。木本さんはロンドン生まれで、翻訳家として多くの絵本を手がけられています。 

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Axel Hackeベルリン青熊ラジオ 那須田淳のBlog ほぼ日刊イトイ新聞 -「ミヒャエル・ゾーヴァの世界」の おすそわけ

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バタバタと年末が過ぎ、先日久しぶりに本屋さんで長居をし、気になる本をたくさん買いました。今読んでいるのは、去年の11月に出版された柳本浩市さんの著書「DESIGN=SOCIAL デザインと社会のつながり」 (DTPWORLD ARCHIVES) 。デザインの歴史的な背景や企業やデザイナーの取り組みなどが、時代を追ってたくさんの図版とともに解説されていて、久しぶりにワクワクする本です。トリコのみんなには必読図書にしようと思います。
デザイナーだけでなく、デザインに興味のある人や勉強中の人にも本当におすすめの1冊。

そして、ブログをはじめたからには、いろいろ試してみようと、アフェリエイトもはじめました。よろしくお願いします。

DESIGN=SOCIAL―デザインと社会とのつながり (DTPWORLD ARCHIVES)_amazon.co.jp
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