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2009.07

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今月のトリコ文庫は、サブカルチャーに走ってみました。

1冊目は『モンキービジネス』の2009 Summer vol.6 箱号。大好きなクラフト・エヴィング商會を筆頭に豪華執筆陣が参加されています。

「箱」っていうと、思い出すのは、安部公房さんの「箱男」とか、びっくり箱、玉手箱とか、Boxing Dayとか。なにか非日常にキュッとシフトするスイッチみたいな、開けてしまうと中身を知らなかったときには戻れない物語が強制的にはじまるのような。吉と出るか凶と出るか、みたいなワクワクドキドキ感がありますね。

つぎの3冊は、おたく文化(とくに言葉)についての本です。ネット上を追っていくと、とたんにわからない言葉がいっぱいあって、なんとなく怖かったり、ついていけない気分になったり。で、いろいろな影響があって、そういう文化に心を開いてみよう!というプロジェクトです。

『オタク語辞典』は、「ネット」「コスプレ」「同人誌」「フィギュア」のパートに分けられ、約440語の解説と巻末に「オタク語検定」の問題と解答がついています。その検定の中から、1問だけ抜粋してご紹介しましょう。

ネット上で「垢」があらわすものはなにか、もっとも近いものを以下から選んでください。(2点)
1 手垢がつくほど使い古されたネタ  2 ユーザーID「アカウント」の略  3 真っ赤なウソという意味の隠語

答え、わかりますか?
わたしは、まだ解答を見ていないので、ぜんぜんわからないです・・。 後日コメントに正解を書きますので、どうぞ予想してみてくださいね。

次の『現代オタク用語の基礎知識』は、タイトルのあたまに「知っているだけで恥ずかしい」という言葉が添えられていますが、この表現についてトリコで意見がとても活発になりました。自分たちのことをネタにしてる感じが、イヤ/良いという意見に分かれて、おもしろかったです。この本は「ネット」「アニメ」「ゲーム」にとどまらず、「アイドル」「オカルト・占い」「宝塚」「鉄道」まで幅広く、各分野の盛り上がり現象などが簡単な図などで解説されています。全体に愛情深い内容になっていますが、そこもイヤ/良いの分かれ道になりそうです。

そして、いよいよディープな『いと、バロスw』は、文学作品を「2ちゃん語」で意訳された本です。まえがきに「本書が古典・近現代名作への興味の一助となれば幸いである」とあるのですが、私たちは、まったく逆の読み方になってしまっていますね。枕草子の「春はあけぼの」の訳は「春は明け方に萌え(;´Д`)」。ここまでくると、さすがに今の理解力ではついていけませんが、まずは眺めるだけでもおもしろいかも。ちなみに、バロスは「ワロス」の類義語で、笑った。笑える、という意味。

そして、5冊目は「2027 ボヤボヤしてたら、すぐやってくる。2027年のお話。」2007年4月に発行された本です。2027年の物語と20年後のあれこれに関する26名の刺激的な執筆陣からのコラムで構成されています。物語のあいまにさまざまな仕掛けがはさまれ、今と違う時間軸(未来?いつ?)にスキップしていくような不思議なドライブ感を覚えます。

<amazon.co.jp>
モンキービジネス 2009 Summer vol.6 箱号
オタク語事典
現代オタク用語の基礎知識
いと、バロスw―2ちゃん語で読む古典名作、名文学
2027 ボヤボヤしてたら、すぐやってくる。2027年のお話。

めくるめくPVの世界

column 2009.07.08 | shino

おもしろいPVを見かけたのでご紹介します。
どちらもネット界隈で話題になっている(いた?)ようなのでご存知の方も多いかもしれません。

ひとつめはmixiなどで募集したさまざまな人々のウェブカメラの映像を使った作品です。
ネット世界にいるどこかのだれかを近くに感じるようなつながっていく感覚とアイデアをエイヤッと形にしてしまったDIY精神がとてもステキで、ちょっと涙するくらい感動してしまいました。


SOUR『日々の音色』

もうひとつは昨年の広告批評ミュージックビデオベストテンで1位に選ばれた作品。こちらもPCを使いつつ人の手が感じられるところが魅力的です。macユーザーにはぐっときますよね。作業してる気分です。


the bird and the bee『Again & Again』

どちらも、おっこれやってみたいなーとか参加してみたいなーと思わせてくれるところがニクいですねえ。あんなこともできるんじゃ?とかいろいろ考えてみたくなります。でも実際はものすごく大変なんだろうなー。

最後に、個人的にとっても好きなバンドSAKEROCKのPVを。ユルい音楽にのって、とびきりくだらないドラマがかまされます。NHKが勘違いしてYOUTUBEから削除してしまったといういわく付き。どうぞ息抜きにお楽しみください〜


SAKEROCK『ホニャララ』